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尿酸値や症状を悪化させないための生活習慣、日常の過ごし方。 尿酸値が高い人のための改善策と基礎知識。

症状を悪化させずに、海外旅行を楽しむコツ

日頃の注意を怠らず旅行でストレス解消を

近年、定年退職後、あるいは有給休暇を利用して海外旅行をする人が増えています。

高尿酸血症・痛風の人も、重度でなければ基本的に旅行などを制約する必要はありません。仕事や時間に追われる生活をしばし離れ、リラックスできる時を過ごすことは、ストレス解消に大いに役立ち、症状の回復にも効果が期待できるでしょう。

ただし、これはあくまで日ごろの習慣や注意事項を守りながら、旅行を楽しんだ場合の話です。日常生活を離れることで、だれしも「今日は特別」と気が緩んでしまいがちです。日ごろの努力をむだにしないためにも、リラックスが生活習慣の乱れにつながらないように心がけながら旅行を楽しみましょう。

飛行機内での体調管理は食事や飲み物に気をつけて

海外旅行でまず注意したいのが、飛行機の中での過ごし方です。アジアなど、短時間で到着する場合は問題ないのですが、アメリカやヨーロッパ旅行などで機内泊をする場合は注意が必要です。長時間のフライトになると、生活のリズムが変わり、健康な人でも体調をくずしがちです。

狭い機内で何時間も座り続け、数時間おきに出される機内食を平らげる。また、なかなか寝つけず、機内で放送される映画を見ながら、退屈しのぎにスナック菓子をぼりぼ…このようなことは一般的によくある風景ですが、高尿酸血症・痛風の人にとっては最悪の過ごし方といえます。
旅の初めから痛風発作を起こし、機内で悲鳴を上げるようなことにならないためにも、次の点に注意してください。

食事

退屈しのぎにスナック菓子などを食べるなどというのは言語道断ですが、定時に出される機内食にも注意が必要です。体を動かさない機内では、いつも以上に食事量を控える必要があります。また国際線の航空会社は、たいてい低カロリー、低脂肪の特別食のサービスを設けています。航空券の予約時にリクエストできるので、ぜひ利用しましょう。

水分補給

高尿酸血症・痛風の人にとって、水分補給が重要であることは前に述べたとおりです。機内はとても乾燥しています。トイレが近くなるからと、水分を控えたりせずに、できれば機内にミネラルウォータを持ち込み、水分をたっぷりとりましょう。ただし、じっと座ったまま水分を多量にとると、下半身がむくみやすくなります。ときどき立って歩き、スペースのあるところで軽いストレッチをすることをおすすめします。

睡眠

機内では時間の感覚が狂い、睡眠不足になりがちです。睡眠不足は、疲れをためるばかりでなく、高血圧の人にとって血圧を上げる要因になります。
また、旅行中に時差ぼけによって生活が不規則にならないためにも、機内にいるときから睡眠のリズムを作っていきましょう。機内の飲み物サービスでは、コーヒー・紅茶は控え、どうしても眠れない場合は、軽い睡眠導入剤を利用するのもよいでしょう。

開放感はほどほどにゆったりした旅行プランを

一般的に、旅行中健康障害を起こす主な原因は、「食べすぎ」「寝不足」「アルコール類の飲みすぎ」といわれます。これは、痛風の人が発作を起こすきっかけとなる行動と合致します。

一概にはいえませんが、海外の料理は日本食に比べて高カロリーです。そのような食事を大量にとれば、尿酸値を一気に上昇させる恐れがあります。
また、ヨーロッパなどにはアルコール度の高いお酒が数多くあります。高尿酸血症・痛風の人にとっては注意が必要です。現地の名物料理を、珍しいお酒と一緒にたっぷり味わうことを旅行の醍醐味などとせずに、ゆっくりと異国の街を散策したり、自然に触れて、心身をリラックスさせるような旅にしましょう。

また、せっかくの旅行だからと、旅行のスケジュールをいっぱいに詰め込み、帰国するころには大疲れ、ということはよくある話です。疲れたらひと休みできるくらいの余裕のあるスケジュールを組みましょう。

もうひとつ、現地での注意事項として心にとどめておくべきことは、水分補給が必要だからといって、水道水を生で飲まないことです。日本は、水道水が生で飲める世界で数少ない国のひとつです。海外では、基本的にミネラルウォーターを飲むことをおすすめします。

サプリメントに頼りすぎない

不足している栄養素を手軽に補えるのが人気の秘密?

いまや現代人の日常生活は、サプリメントを抜きに語ることはできなくなりつつあります。スーパーやドラッグストアには各種のビタミンやミネラル、アミノ酸などのサプリメントが山のように積まれているほか、そうした成分を配合した飲料や化粧品なども次々に製品化され、店頭を飾っています。

また、話題になった商品がすぐに売り切れるなど、人々の関心も高いようです確かに現代人の生活は、健康を脅かす危険因子で満ちあふれています。

食事面では、よほど気をつけていないと、つい食べすぎてしまったり、栄養バランスが乱れてしまったりしがちですし、普通に生活しているだけで、運動不足や肥満、ストレス過重などを招きやすいのが現実です。

そんな現実を強く認識すればするほど、何か健康にいいことをしなければという気持ちにかられる人が多くなります。その半面、運動や食事制限など、つらいことを長期にわたって続けるのはいや、というのが多くの人の本音でもあります。

というわけで、サプリメントが大人気となるわけです。カプセルや飲料を飲むだけで、「不足している(かもしれない)栄養成分を補える」のですから、忙しい現代人にとって、こんなに便利なものはありません。

サプリメントに頼りすぎると生体を維持できなくなる危険性も

しかし、最近、サプリメントに頼りすぎて、食事はまったく無頓着という人が出てくるなど、行きすぎを懸念する声が多くの医師たちから開かれるようになっています。

極端な話、食事は一切とらず、錠剤などで必要な栄養成分をすべて完壁に摂取したとします。これで人間は健康に生きられるでしょうか。答えは、もちろんノーです。人間は物を食べることで生体を維持しています。物を食べることで胃腸をはじめとするさまざまな臓器が働き、人体という生命体が形づくられていきます。物を食べなくなれば、こうした臓器の働きは失われ、生命体の機能が衰退してしまいます。

また、物をかむ習慣が失われれば、脳への刺激がなくなって脳が老化する危険性も指摘されています。サプリメントは「栄養補助食品」と呼ばれているとおり、あくまでも「補助」であることをしっかり認識しておく必要があります。サプリメントの効果と限界を知ったうえで賢く利用するという姿勢が大事で、流行だからと頼りすぎる利用法は賢明とはいえません。

サプリメントは、たとえば、疲れががたまったなと強く感じたときにビタミンCやアミノ酸をとる程度にしてあくまでも食事が主であることをわすれてはいけません。

100種類のサプリメントの効能と効果は症状を中心にサプリを紹介しているので自分に足りない栄養素についてわかりやすいでしょう。
現代人は、特に不足しているのはビタミンCカルシウムです。

ストレス解消のタブー

ストレス解消が大切だからといって、後ろ向きの方法は禁物です。たとえば、大量の飲酒。親しい仲間と時間を忘れて深酒をすれば、確かにストレスは解消されたような気持ちになります。

しかし、こうした「やけ酒」のたぐいは体に大きな負担になり、生活習慣病や尿酸値上昇の大きな原因にもなります。ストレスによる「やけ食い」も同じで、瞬間的にストレスを解消できたつもりになっても、尿酸値の上昇を招いたり、肥満の原因をつくったりするだけの話です。このほか深夜にまで及ぶカラオケやマージャンなども逆効果のほうが大きいといわざるを得ません。ストレス解消は、あくまで健全な方法で行うようにしましょう。
脳は一時的に、ストレス解消できたとしても身体は大きなストレスをかけることになってしまうのです。

夜型の生活は生活習慣の乱れの原因に直結する

夜型の生活を続けると本来の生体リズムが崩れてしまう

現代人の生活はとめどなく「夜型」化しています。夜遅くにまで及ぶ残業の常態化、コンビニやスーパーの24時間営業の定着、ほぼ終日放映のテレビなど、社会環境そのものが夜型化を強めていますから、普通に生活しているだけで、夜型人間になっていく危険性があるともいえます。

このままでは早寝早起きなどという言葉は死語になってしまうかもしれません。それはともかく、夜型の生活は健康に悪影響をおよぼすので注意が必要です。
そもそも人間の体は、昼間起きて活動し、夜は休むようにできています。夜型の生活は、この人間の基本的な生体リズムを破壊することになります。人間の体は、昼間は交感神経が、夜は副交感神経が優位に立つことが知られています。交感神経は体を活発に働かせ、副交感神経は逆に休ませるように作用します。

夜、副交感神経が支配的になると、体がリラックスモードに入り、呼吸が少なくなったり、脈拍が遅くなったりします。それなのに、夜型の人はまだ仕事をしていたり、テレビを見ながら夜食を食べていたりするわけですから、これは心身に大きな負担になります。

神経の切り替えがスムーズにいかず、心身の様々なな不調の原因に

そんな生活が進むと、神経の切り替え自体がうまくいかなくなります。副交感神経が優位に立っていなければならない夜中に交感神経が、逆に交感神経が優位に立っているべき昼間に副交感神経が支配的に働くようになっていきます。そうなると、夜中に目がらんらんと輝き、朝は起きられず、昼間はボーッとするようになってしまいます。そんな状態が長く続くけば、仕事や生活に支障をきたすばかりでなく、心身にたまるストレスは計り知れないものになります。

それがまた神経系の異常に拍車をかけ、さらにはホルモン分泌にも異常をきたし、心身にさまざまな障害を引き起こすことになります。

さらに問題になるのは、肥満です。夜型の生活を続けると、どうしても深夜に飲食をすることになりがちです。内臓の働きの悪い時間帯に飲食をくり返せば、エネルギー代謝が十分に行われませんから、脂肪が蓄積されやすくなります。

こうした夜型生活による悪影響は、さまざまな生活習慣病の引き金になる危険性があります。高尿酸血症・痛風も例外ではありません。
すでに述べてきたように、ストレスも肥満も尿酸値上昇の原因になります。夜型の生活に傾いている人は、尿酸億をコントロールするためにも、できるだけ早く「早寝早起き」の規則正しい生活に切り替えるように心がけましょう。

肥満は成人病の要素を抱えた状態