強いストレスで痛風発作の危険は高まる

ストレスにさらされると尿酸の合成が促進

ストレスがどのようなメカニズムで尿酸値を上昇させるのか、詳しいことはまだ明らかにされていませんが、強いストレスが加わったときに尿酸値が上昇することは、さまざまな調査で明らかになっています。

現代人の大敵、ストレスは、尿酸値にも悪影響を与えるのです。また、これも確たるデータがあるわけではありませんが、痛風発作は強いストレスがかかったときに起こる確率が高いことも多くの専門医たちが確認しています。過重なストレスを受けると、心身が緊張状態を強いられます。これは一種の緊急事態、長引けば生存の危機でもありますから、体はスクランブル態勢をとってさまざまな対抗策を打ち出します。

体内のエネルギーを激しく燃やすのもそのひとつです。体内のエネルギー燃焼が高まることは、つまりプリン体の代謝が活発になることですから、尿酸の合成も促進され、尿酸値は上昇します。強いストレスが長期にわたって続くと、精神、神経障害を招く危険性が高まります。

そうなると、心身にさまざまな不調が現れてくる場合があります。自律神経に障害が起こり、異常な発汗があったり、排尿などがうまくいかなくなることもあります。そうなると、尿酸の排泄も滞ってしまいますから、尿酸値は上昇します。尿酸値を正常範囲内に保つためには、ストレスを上手にコントロールすることが不可欠なのです。

前向きなストレスなら心身の負担は少ないが

ストレスといっても、精神的な緊張を全面的に悪者と決めつけるのは間違いですし、第一、ストレスのない生活などありえません。

簡単な話、好きなスポーツや趣味に打ちんでいてさえ、次はもっとうまくできるように頑張らなければ、と思うこと自体が、すでにストレスともいえるのです。
しかし、こうした前向きなストレスは心身への負担にはなりませんし、逆に別のストレスを吹き飛ばしてくれる効果があります。

問題は仕事や家庭内のトラブル、人間関係の悩みなど、心身に負担になるストレスをいかに軽減できるかです。厚生労働省などの調査でも、日常的に強いストレスを抱えている人は成人の半数以上に上るといわれます。特に働く都市住民にその傾向が強く、約80%が過重なストレスを感じているという調査結果もあるほどです。
現代人のストレス

よく言われることですが、職場では中間管理職で重い責任に神経をすり減らし、家庭では子供の教育などに悩んでいたりすれば、ストレスは複合して大きくなるばかりです。少しずつでも解消していかないと、取り返しのつかないことにもなりかねません。尿酸値をコントロールするためにも、日常的なストレス解消に努めましょう。

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強いストレスは、うつ病などの心の病気を引き起こす原因になります。W H O (世界保健機関)の調査によると、うつ病の患者数は各国の人口の3 ~ 5 % と推定されています。これを日本に当てはめると、3 6 0 万~ 6 0 0万人となりますが、実際は潜在患者を含めると、この何倍にもなると多くの専門医は推測しています。

ストレスが原因の心の病気は現代人に広がる

強いストレスは、うつ病などの心の病気を引き起こす原因になります。WHO(世界保健機関)の調査によると、うつ病の患者数は各国の人口の3~5% と推定されています。これを日本に当てはめると、360万~600万人となりますが、実際は潜在患者を含めると、この何倍にもなると多くの専門医は推測しています。

うつ病など心の病気は日常生活に支障をきたすばかりか、最悪の場合は自殺の原因にもなります。日本では98年以降、8年連続して自殺者が年間3万人を突破していて、人口当たりの自殺による死亡率は先進国中で最多です。尿酸値の上昇だけでなく、心の病気を防ぐためにも、ストレス解消に努めましょう。自殺の予防はこちら

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