運動は無理なく楽しみをプラスしながら

ニコニコペースで行える運動がその人に最適な運動のペース

一般的に、痛風になる人は競争心が高く、ノルマ達成への執着が強いことから、何事においてもがんばりすぎてしまいがちだといわれます。

運動についてもその傾向がみられますが、無理をせず、「ほどほど」の域を出ないように心がけるようにしましょう。運動中でも隣の人と楽に会話ができるくらいの強さの運動を「ニコニコペースの運動」と呼び、それが安全性の面で問題なく、しかも運動療法の効果も確実に上げられる、その人に最も適した運動の強さであるという専門家がいます。

有酸素運動の中でも特に推奨されるウォーキングは、まさに「ニコニコ運動」の代表といえるでしょう。ウォーキングにこだわらなくてもかまいません。自分がニコニコペースで行える運動を選ぶことが大切です。

客観的には年齢と脈拍数で運動強度がチェックできる!

隣の人と談笑しながらうっすらと汗をかく程度で行えるというのがその人に合った運動強度といえるわけですが、これはかなり主観的な判定法です。

そこで、自分で脈拍がとれる人は、運動直後に脈拍数を測ると、運動の強さが適切かどうかをもっと客観的に知ることができます。
厚生労働省でも年代別の目標心拍数を発表しており、これもひとつの目安になります。また、その下に挙げた数式からも、適切な運動強度が予測できます。

これにあなたの年齢をあてはめ、計算してみてください。そこで求められた数値と運動直後の1分間の脈拍数がほぼ同じなら、それはあなたにちょうどよい強さの運動です。この数値より低い場合は、療法としての運動効果はあまり期待できません。逆に超えている場合は、強すぎということですから、尿酸値を上げるなどの心配が出てきます。

自分の脈拍数と最適脈拍数とを照らし合わせることで、運動強度が適切かどうかを知り、強さの調整を行うことができるというわけです。
この方法は運動を終えてからの脈拍数でチェックするのが原則ですが、運動初心者は強度の見当がつかず、ひと通り終えるまで強すぎるか弱すぎるかの判断ができないというのでは不安かもしれません。そのような人は運動の途中で一時中断し、脈拍数を測ってみましょう。

ある程度の判断はそれでもつきます。運動中に違和感を感じた場合も、途中で脈拍をチェックしてください。

合併症のある人などは必ず医師の指導を受ける

220-年齢×0.6=運動直後の最適脈拍数です。

最適脈拍数の数式をもう少し説明すると、「220-年齢」は強さの上限となる最大脈拍数の目安、0.6は60% の意味です。なぜ最大脈拍数に60% をかけるかというと、一般的に運動の強さはその人の限界の60% くらいの負荷がちょうどよいとされているからです。
ただし、年齢、肥満度、症状の程度によっては、40~50%ともう少し低めの負荷に設定したほうがよい人もいます。
合併症のある人や薬物療法を併用している人などは、事前にどんな運動をどの程度行うのが安全で効果的かを主治医に指示してもらうのが安心です。

脈拍は運動直後に10秒測ってその数を6倍する

脈拍は、人差し指、中指、薬指の3 本の指をそろえて手首の内側にあてて測ります。脈拍数は1分間の数が基準になりますが、1分間じっと手を当てて「100、101、102…」と数えるのでなく、110秒間測り、それを6倍した数値を1分間の脈拍とすることがポイントです。
なぜ1分間続けて数えないかというと、数字が大きくなればなるほど数え間違いもしやすくなりますし、脈拍は運動を中止するとすぐに下がって通常の状態にもどるからです。脈拍数は正しく測定してはじめて運動強度判断の目安にできるので、できるだけ正確に測りましょう。
また、最近では腕時計タイプの心拍計も市販されているので、機会があれば活用してみてください。

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