痛風発作はこんなところにも起こる

全体の9割が下肢部分だが、肩やひじなどの上肢にも起こる

痛風発作というと足の親指のつけ根とばかり思われがちですが、実は体中のあちこちに起こります。痛風でこんなところは痛まない、という思い込みから、痛風であることを見逃し、治療を受けるのが遅れてしまう場合もあります。

早めに手を打てるように、痛風で痛みの発生する場所を知っておきましょう。初発の痛風発作で最も多いのは、やはりひざから下の下肢部分で、全体の90%を占めます。なかでも最も多いのが足の親指のつけ根で、全体の70%に上ります。圧倒的に多いのが下肢、それも足の親指のつけ根ということになりますが、痛風発作はそれ以外の肩やひじ、手の指などの上肢部分にも起こります。

下肢部分でも、ひざやアキレス腱、くるぶし、足の甲、かかとなどに発生することもあります。足の親指のつけ根以外の場所にも痛風の痛みが起こりうるということを頭の中に入れ、早めに医師の診断を受けるようにします。

90%以上は男性、最近は、女性にも増加の傾向が

痛風は圧倒的に男性が多いのも大きな特徴で、患者全体の90%以上を占めています。発症率にこれほど男女差のある代謝性の病気はほかにありません。
原因としては、男性のほうが女性より尿酸の排泄量が少ないということが考えられています。女性は閉経を迎えると、体内の尿酸量が増加しますが、それでも総量は男性より少ないのが普通です。ただ、最近は女性の発症も増加の傾向にありますから、油断はできません。

慢性化して痛風結節を起こすと体の中に尿酸のコブができる

たびたび痛風発作が起こっても治療をせずに放っておくと痛みが慢性化するばかりか関節が変形したり、動かなくなったしまったりする危険性もあります。
慢性の痛風に多く見られるのが「痛風結節」です。これは簡単にいえば「炭酸のコブ」のように膨らんでくる症状です。
痛風結節が出やすいのは耳介やひじ、手の甲、手の指の関節、あご、アキレス腱、くるぶし、手の甲、かかとなど、比較的体温の低い部分です。
結節は、最初のうちはやわらかく日数がたつにつれて硬くとごつごつした状態に変わってきます。
痛みはなく炎症を起こしたりもしませんが、重症化すると、尿酸結晶の固まりが皮膚を破って出てきてしまうことも珍しくありません。

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