善玉コレステロールと悪玉コレステロールの働き

一般に「善玉コレステロール」といわれているHDLは血管の中のコレステロールを回収する働きをし、「悪玉コレステロール」といわれているLDLはコレステロールを運ぶ働きがあります。

善玉コレステロールの働きは血管内のコレステロールを回収すること

高比重リポたんぱく(HDL)は一般的に善玉コレステロールと呼ばれ、血液中のコレステロールや肝臓で合成され全身の末梢組織の血管の壁に溜まった低比重リポたんぱく(LDL)を回収する働きをしています。

HDLは肝臓で合成されるのですが、そのほかにも、カイロミクロンや超低比重リポたんぱく(VLDL)がLDLに変わるリポたんぱく代謝の過程でつくられます。

体の中にHDLが少ないと、血液の中や血管の壁に溜まったコレステロールがじゅうぶんに回収されずに、血管が狭くなったり、もろくなります。この症状が動脈硬化の始まりで、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患にかかりやすくなるのです。

アメリカでは、HDLの量が少なくLDLの量が多い家系の人は、平均寿命が7~8年短いという調査報告がありますが、つまり、善玉コレステロールが多いほうが、健康で長生きできるということでしょう。

善玉コレステロールは生活習慣の悪さで減ってしまう

体に中性脂肪の量が多くなると、善玉コレステロールの量が減ります。適度な運動では増加し、運動不足や肥満、喫煙するなど生活習慣があまり良くない人は、善玉コレステロールが減少してしまうのです。

悪玉コレステロールはコレステロールを全身の細胞へ運ぶ

コレステロールは、私たちの細胞をつくる材料となったり、その細胞の中に蓄えられたりします。もともと体内でつくられる脂質で、私たちが生きていくうえで必要な物質です。食事から取り入れられ、肝臓で合成されたコレステロールは、LDL(低比重リポたんぱく)=悪玉コレステロールが全身の細胞へと運びます。これがLDLの大切な働きです。

大切な働きをするのに「悪玉」と呼ばれるのは何故?

血液中にLDLが増えすぎると血管壁にコレステロールが溜まり、動脈硬化を引き起こすことになります。つまり、LDLは、大事なものですが、多すぎると悪玉として問題となるのです。

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