尿酸値いくつぐらいから薬が必要か?

高尿酸血症とわかったらまずは生活習慣の改善に取り組む

健康診断で尿酸値が7.0mg/dlを超えていれば、高尿酸血症と診断されます。
この段階で「痛風予備軍」ということになります。潜在患者を含めると、予備軍は600万人にも達するといわれますから痛風発症の危険と隣合わせの成人男性は、かなりの割合でいると考えられます。

高尿酸血症と診断されても、尿酸値が基準値の7.0mg/dlを少し超える程度であれば、すぐに痛風発作が起きる危険性はありませんから、あわてる必要はありません。
医師のアドバイスをよく聞いて、当面は生活習慣の改善に努めながら、様子をみることになります。しかし、生活改善の努力をまったくせず、暴飲暴食を続けたりすれば、尿酸値は確実に上昇していきます。そんな状態を放置しておくと、数年から10年以内には痛風発作が起こると考えてまず間違いありません。

「予備軍」というのは、「まだ予備軍だから心配ない」と考えるのではなく、「予備軍なのだから、ほうっておくと大変なことになる」と気を引き締めるべきものなのです。高尿酸血症と診断されたら、それを真正面から受け止め、その日から真剣に生活改善に取り組むようにしなければいけません。

薬が必要になるのはケースバイケース

痛風発作の経験がなく、尿酸値が7.0mg/dlを少し超えたあたりでとどまっているなら、医師も通常なら薬物療法を勧めたりはしません。
では、尿酸値がどのくらいまで上がったら治療が必要になるのでしょうか。実はこれも明確な判断基準があるわけではありません。過去に痛風発作を起こしているかいないかでも違ってきますし、合併症の有無、患者の体質、体調などによっても医師の判断は異なってきます。

尿酸値が8.0mg/dlを超えてくると発作の危険性もかなり高まる

一般的な目安としては、尿酸値が8.0mg/dlを超えると、いつ痛風発作が起こつても不思議ではないと判断されますから、医師から何らかの専門的なアドバイスがなされます。
薬物療法を勧められる場合も出てきます。尿酸値が9.0mg/dl色を超える状態が続く場合は、痛風発作を起こす危険性が極めて高くなりますから、医師の判断で薬物療法を開始する可能性が高まります。
痛風・高尿酸血症の治療に使われる薬について

若さが痛風発症を後押しする

痛風も含めて生活習慣病の「適齢期」といえば、40~50代のいわゆる中高年とされてきましたが、最近は30代の若年層、さらにはそれ以下の小中学生にさえ、さまざまな生活習慣病(の兆候)が広がっています。
特に痛風の場合は、年代別では30代の発症が最も多く、20代にも多発するようになっています。まだ若いからといって油断することはできません。

痛風の発症年齢が若年化した理由はいろいろ考えられますが、根本には、若さにまかせて好きなものをおなかいっぱい食べ、仲間と深酒をする食生活があります。さらに、エネルギッシュに行動するため運動量も多くなり、それが尿酸を大量につくり出す原因になっています。若さが発症を後押ししているわけです。

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